WOULDN`T IT BE NICE

ファウンテンズ・オブ・ウェインというバンドが好きなんだけど、三枚目の九曲めに「ヘイ・ジュリー」という曲があって、わたしはそれをよく聴いてて。上司に小突き回されながらくだらない仕事をしている男が彼女に、君がいなければこんなことには耐えられないっていう内容で。わたしはこの男の気持ちがすごくわかるような気がする。ときどき、ぼろぼろに疲れきって帰ってきた時に、背中を撫でてくれるような絵に描いたみたいな女の子がこの世の中にいるのかな、って思う。わたしは、あの男のことがわかるって思うたびに、でも自分には背中を撫でてくれる女の子はいないんだなって思い出すんだよ。じゃあ、わたしはいつかやってけなくなるんじゃないかって。でもそれでもやってくんだろうな結局。そういうもんだと思う。でも、ときどき無性に、そういう子がいたらなって思う。やっていけるかとかいけないとかって、そういうのとは関係なしに。

– 津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』 (via phorbidden) (via nikuniku) (via minimumnarration) Via in the few scraps
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